[ 運を鍛える ]
先日クライアントさんと話していて、改めて痛感したことをここでもシェアさせていただきたいと思います。
結論から言っちゃうと、、、
「問題点があることはむしろ良いこと」
ご自身で仕事をされている方であればなおさらですが、事業をやっていて、問題がなくなるということは、まずありません。
GMOの熊谷社長も仰っています。「これまでの経営者生活の中で、99%は苦痛だったように感じます」と。
しかし、GMOがインターネット企業の大手になったことは紛れもない事実で、トラブルばかりで、もし成長しなかったのであれば、今の姿はないですよね。
トラブルや苦痛があったからこそ大手に成り上がったのです。
子供の頃は、大人が成長するレール用意してくれていました。そしてそのレールにのっかっていれば、少なくとも最低限の成長を遂げることは出来ました。
しかし、大人になると、そのレールが取れてしまいます。自分自身で自分を成長させるということをしないと、5年前と何も変わらないという状況に陥ってしまうのです。
ところが幸いなことに、大人の世界にも子供の頃のレールに変わるような、成長を促してくれるツールがあります。
それが「問題点」です。
日本人の多くが英語が喋れません。その点において、日本の教育が悪いだとか、日本人は言語能力が低いだとか、いろんな人が、いろんな意見を言っていますが。
僕に言わせればなぜ、日本人が英語を喋れないかと言うと「英語喋れなくても、何ら問題がないから」だと思うのです。
仮にあなたが、3ヶ月後からアメリカ出張を命じられて、いやが応でも、英語を喋れなきゃ生活できないという環境に投げ出されたら、間違いなく英語がしゃべれるようになるでしょう。
もし喋れなかったとしても、無理矢理にでもコミュニケーションをとらなければという風に意識を持って、少ない単語を使って何とか相手に伝えようとするでしょう。
このような姿勢を取れるのは「問題点」があるからに他なりません。
占星術を提供し始めると、いかに問題やトラブルを避けるか?という意識がばかりが強くなり、苦しくない道を選びがちですが(そんな生き方も悪くはないですが)
きっとそれだと、3年経っても5年経っても、今の状況を打破できないのではという風に危惧しています。
トラブルと対峙し、それに向き合い、自らの力で解決しようとする姿勢の中に、人間の進歩が隠れていると思うのです。
そしてそうやって進化を遂げた人ほど、結果として「運の良い人」という風に賞賛されるのではないでしょうか。
問題点やトラブルがあることをむしろ歓迎しましょう。トラブルの多い人生に、劣等感を抱くのはやめましょう。
別にそれはあなたの魂のレベルが低いからで、前世で悪いことをしたからでも、なんでもありません(笑)
永遠につづくトラブルは存在しません。
むしろ、トラブルをかいくぐって強くなった人の方は、とても魅力的だと思うのです。