すべての努力が報われると分かっていたら、どんなに気持ちが楽になるだろうか。
しかし、現実問題はそうではなく、むしろ報われないことの方が多い理由で。
そのことを当たり前だと思えるようになったら、これまた、どれだけ楽になれるのか?なんて思うわけ。
先日、忘年会の席でね、隣にもう見た目からして、明らかにシャチョさんでしょう?みたいな人が座ってきたわけw
大抵、こういうレストランに連れてくるのは、奥さんか愛人かっていうのが普通なんだろうけれども、
この彼は明らかに仕事ができなさそうな部下を連れているわけ。
会社の愚痴だったら、普通の居酒屋でいいのに、こういうとこに部下を連れてくるのは、よほど気前がいいか、異常なまでに自己顕示欲が強いかどっちかで^^;
やばいやつが隣に座っちゃったなあなんて思いながら、テーブルにあるパンをかじってたわけ。
するとこの豪腕の彼が、部下に対して、すごくいいことを言うわけです
「おまえ、これだけ努力すれば、これだけの成果が返って来て欲しいって思うのはな、強欲なんだよ。自分勝手なんだよ。それを女にやるとストーカーって言うんだよ。もっと、仕事に愛してもらえるようにならないと」
努力に成果を強要するってのは、強欲だ、、、
どうしても真面目な人ほど、等価交換という概念が頭の中から離れず、「これを差し出したら、こんだけが返ってくるはずだ」という価値観を相手に押し付けすぎです。
でも、冷静に世の中を見ると、そんな単純じゃ無いこと、すぐに分かりますよね。。むしろアンバランスの方が普通だったりするわけ。
これだけ差し出したんだから、これだけよこせよ
っていうメンタリティーは、卑しいそういうことではなく、それが叶わなかった時のダメージが大きい理由。
恨みが出てきちゃうわけですよ。
この豪腕な上司は、絶対に、若い頃、割に合わない仕事も、無我夢中になって取り組んできたと思うんですよね。
何件も営業して、毎日100回以上断られて、月末になっても売上が1、2件しか入ってない。そんな日々をずっと過ごしてきたと思うんですよ。
だからこそ、今の彼があると思うんですね。
頭でっかちにならないことが、余計なストレスにならないことなのかなと、大演説を聞きながらそんなこと思ったな。
こういう我欲の強そうに見える人ほど、報われない努力をし続けた日々があるんだよね、スクに結果が出なくても、「どうして、努力はすぐに応えてくれないんだよ」なんて、わがまま言ったりしないんだよね。