「おれ、最高っすよ^^」
なんて、雑な言葉を使う人はいないかと思いますが(笑)
スポーツの世界でも、いわゆるビックマウスとか揶揄される方いらっしゃいますよね。
実は僕、ビックマウスの方大好きなんです。今日はそんなお話。
日本人は謙遜が大好きです。そして、それ自体は悪いことではないと思います。
僕自身だって、昔は自分に自信がもてなかったし、謙遜が善だと思っていたし
そのことについて何の疑いも持っていなかったんですね。
でも社会人になってから、もっと言うと営業の仕事をすることからこう思うようになりました。
「これじゃあ、だめだ。。。。」
仕事の世界で考えるとわかりやすいかもしれませんね。
仕事の現場にはお客様がいらっしゃいます。
そして、お付き合いをするということはお客様からお金をいただく。
つまり、お客様はお金を支払うのです。
当たり前ですよね、でもね、これってすごく大切なこと。
そう、ボランティアでも善でもなく、お客様はプロフェッショナルとしての
自分を買ってくれているわけです。
仮に、商談の場面で
「力不足ではありますが、がんばります」
なんて言われたら、どう思いますか?ボランティアじゃないんですよ。
「力不足?そんなやつに仕事任せられないよ><」
となるのが当然じゃないでしょうか?
それと、もうひとつ(こっちがより大事!)
「力不足ではありますが、がんばります」
この言葉、もっと絞ると【力不足ではありますが】の部分。
気づきます?これって、自分を守っている保険言葉なんですよね。
『力不足ではありますが→失敗しても許してね』
という、メンタリティがこの1フレーズに含まれてしまうわけです。
『ちょっとそれ、言い過ぎじゃないの?』と思われるかもしれません。
でも、女性の方だったらこういわれたらどう思いますか?
『正直自信ないけど、、、がんばって君を幸せにするよ。』
こんな残念なプロポーズないですよね(笑)
いやいや、人生を共にするんだから、もっと男らしく腹くくってよーーー!!!!
と思うのが、当然じゃないでしょうか?
謙遜言葉というのは、実はちょっと注意しないと、自分を守る保険言葉になってしまうんですよね。
ここで、先ほどのビックマウス。ちょっと考えればわかるはずです。
彼らとて、馬鹿じゃありません。
大口たたいて失敗したら、どれだけマスコミからたたかれるか。
世間から冷たい目で見られるか、笑われてしまうか。
どれだけ惨めな思いをするか。。。
そんなことわかっているはずです。でもビックマウスで答えるんですよ。
つまり、彼らは腹をくくっているわけです。覚悟を決めているわけです。
この心意気というか、腹のくくりに僕は感動するわけです。
失敗すれば居場所が無くなる。でもそのリスクを背負い込む心意気。
そう考えるとかっこよくないですか?
もし可能ならば、今週一週間だけちょっとビックマウスになってみませんか?
これ、いざ自分がやるとかなり勇気が要りますよ。だって、失敗したら笑われますから(笑)
だからこそ、意味がありトレーニングになるわけですよね。
腹をくくれる人は強い。
私も、謙遜言葉で自分を守るくらいなら、ビックマウスで追い込める自分になりたいです。