先日、大学生のちょっとした座談会みたいなものに呼ばれてね。
就活をするにあたっての何かアドバイスをって言われたから、ちょっと話をしてきたの。
で。
いろいろ話をしようと準備をしていったんだけど、結局まだ20歳前後の子って、世の中のことを知らないし、先が見えなくて、結構しんどい時期なんだと思ったんだよね。
その場に、ある男の子がいてね。彼は、今大学を休職しているんだって。
理由を聞いたら、勉強する意欲がなくなってしまったんだと。
彼は親御さんが歯医者さんだというわけで、歯学部に通うことになったんだけれども、なんだか自分のやりたいことをが分からなくなって、一年お休みをしてるんだということだった。
それでいろいろ自分で考えた結果、今の大学は一旦やめて、新しい大学に入り直して、体育の教師を目指して頑張りたいなんていう風に言ってるのね。
それに聞いたの。
確かに体育が好きだっていう気持ちはわかったけど、それって教師じゃないとだめなの?先生じゃないとだめなの?
てなことを言って、あれやこれや彼が知らないようなサンプル職業をその場で見せてあたわけ。
例えば今は体育の家庭教師だってあるし、大手塾が体育の教師だってやってるし。
それにパーソナルジムって、痩せたい大人が行く所って思う人もいるけど、実は中学生や高校生が結構入ってるんだって。
何かの理由で学校に行けなくて、社会復帰の一つの手段だとか、まずは自信をつけるために体を強くしようだとか。
そうやって「体育」というか「体を動かす」というテーマ、それ自体に意味を感じているなら、別の方法はいくらでもあるよ。
そんなことをパパパっと教えてあげて、サイトを見せてあげて、ほらこんな人いるんだよってな具合にね。
そんなことを教えてたら、
「あ、、、、なんか、、、グラグラしてきました。。。。」
なんてことを言い出しちゃったわけ。
まあそりゃそうだよね、そんな仕事が世の中にあるなんてこと、まだ知りもしない年代だから。
僕も大学3年生ぐらいの時から「自分のやりたいことをはっきりさせろ」みたいなことを、すごく言われたけど。
あれってすごい無駄と言うか何と言うか、勝手にプレッシャーを与えているだけで、全く前進していないように感じるんだよね。
あれ大学だけじゃなかったな、確か高校とか中学でも言われた気がする。そんでもって、結局最後に言われることは
「選択肢が増えるから、少しでも偏差値の高い大学に行け」
なんじゃそりゃwww
多感な時期っていうのは、心が非常に繊細で、だからこそ不安になっちゃうから、もうちょっと大人は大人だからできるアドバイスっていうかさ、精神論だけをぶつけるってのは、なんかかわいそうな気がするな、
PS,この男の子、 やるべきことが見えたら早速アクション起こして、 なんと僕が教えてあげたサンプル職業をすでにやられている人に、 アポ取りをして今度会いに行くらしい。
突撃隊だよ。 全く赤の他人にだよ。
休学中の落ち込んだ男の子だって、 やるべきことが見えたら、これぐらいアクセル全開になれるんだよ