皆さん、こんにちは、トレバー・ディフレーンです。
ずいぶん間が空いてしまいました^^;
お伝えした通り、先月末から今月の頭にかけて
海外出張に出かけていました。
久々の海外だったのですが、やはり外に出るというのはとても大切ですね!
ビジネス習慣の違いもそうですが、そこに住む人々、町並み、自然美と
日本にいては絶対に経験できない事をたくさんする事が出来ました。
同時に、いかに自分の知っている世界が狭いのかを痛感(笑)
これからの時代、人も物も流動的になるのは間違いないですし
やっぱり動ける時は動かないといけないなと感じましたね。
また、自然も大事にしなくちゃなーと。
ちょっと時間があったので、ホエールウォッチングをしたのですが
場所場所で、海って青の色が全然違うんです。うねり方も全然違う。
もうこれは、海自体が生き物なんだなと。
「海にゴミをポイ捨てしては行けません」なんて事言いますが、
もうそんなレベルじゃないですね。海も生き物なんだと実感した時から
海にポイ捨てするって、いわば、人間に空き缶をぶつけるのと同じようなもんなんだと。
そんな思いにずっとかられていました。
クジラのジャンプもすごかったのですが、何だかずっと海と会話してたような気がします(笑)
さてさて話は変わるのですが、実は今回の出張、
ある方と一緒に行ったのです。この人がホントにすごい!!
現地での収穫ももちろんあったのですが、
この方と1週間程、まさに寝食を共にさせていただいた経験
それ自体が、私にとってとても大切な学びでした。
ということで、今日はその素晴らしい方のお話。
ズバリ『成功する人ってこんな人』です。
はじめにちょっと説明だけしておくと、この方見るからに、成功者というか
ばりばり仕事ができると思わせる豪快な方^^;
それもそのはず、東証一部上場企業のアジア支社の社長さんでもいらっしゃり
数百人もの部下を抱える、まさにリーダー。
もう見るからにエネルギーがほとばしっているような人なんです(笑)
かといって恐い人ではなく、毎晩毎晩うれしそうにシャンパンを抱え
「エブリデー、セレブレーション(毎日お祝いさー)!!」
なんて言いながら、楽しい空気を作ってくださる陽気な方です^^
で、その方と一緒に生活をして特に学びになったのが次の2点。
1、とにかくしゃべりまくる、しゃべりまくる(笑)
日本人の典型として、海外に行くと日本人同士で集まってしまったり
また、あまり現地の人と会話をしようとしないという事が言われています。
日本人の特性として、失敗が悪という風潮がありますから、しゃべる前に
「ちゃんと通じるかな~」「間違えて笑われたら嫌だな~」なんて
不安がよぎるのでしょう。英語の上手い下手以前に黙り込んでしまう。
それはある意味無理のない事かもしれません。
しかし、この社長さんは、もうとにかく誰にでもしゃべりかける(笑)
タクシーの運転手にも、ホテルですれ違った素敵な金髪美女にも
お世話になった現地のパートナーにも、路面点のお兄ちゃんにも^^;
会う人会う人に、雑談から、ジョークから、向こうが聞いてもいない話まで(笑)
とにかくマシンガントークなんです!!
そんなアグレッシブさに押され、相手に人は「面白い日本人だなー」みたいな感じで
皆、ニコニコしだすんですね(笑)
もちろん、彼は既に英語べらべらです。
しかし、おそらくは英語がまだ身に付いていない頃から、
アグレッシブに自分から行動して行った人だと思うんです。
それは会話を隣で見ていればわかる事。
きっかけを待ってしまうのが人情というもの。自分から動き出すって難しいですからね。
でも、彼を見ていて思うんです。
『あー、運命すらぶっ飛ばして、人生を開運して行く人ってこういう人なんだな』と。
とにかく、やる前からあれこれ考えない。そして、失敗を恐れない。
とりあえずやってみる。自分から話しかけてみる。
簡単なようでいてとても難しい事。しかし、これほど、人生を大きく展開させていく方法は
他にないのかもしれません。
彼に教わった大切な事、その1『あれこれ言わずに、自分から動け!』
その2。
実は帰りの飛行機である事件が起きました。
上に羽織るものを全てスーツケースに言えちゃったです。
『あ、、、羽織るもの、全部スーツケースにいれて預けちゃいました><;』
海外経験がある方はご存知だと思いますが
飛行機って、時にかなり冷房が効いていて冷え込む事があります。
また、出張先は温かい国だったのですが、帰り着く日本は真冬の2月。。。
『あー、やっちゃったなー。』
なんて思いながら、一緒にエコノミークラスの自分の席に就いたわけです。
それから数分経って、もう飛行機も動き出した時に、
ある人が、スチュワーデスさんの制止を押し切って、ビジネスクラスからエコノミークラスのエリアに入ってきたんです。
そう、例の社長が入ってきたんです!!
そして、きょろきょろ周りを見渡しながら『トレバー、トレバー』
なんて言うもんだから、こっちも手を振って合図を出しました。
離陸直前だったので、スチュワーデスさんも焦っていました。というか、慌てていました。
そんな状況の中、彼何しにきたと思います?松田君を見つけて開口一番
『これ、借りといたから使ってよ。』
そういって、カーディガンをわざわざ持ってきてくれたのです!
それだけのために、わざわざスチュワーデスさんの指示を振り切って(笑)
エコノミーのエリアまで来てくれたんです。
これは感動しましたね。というか、何百人も率いるリーダーというのはこういう人なのだと
痛感しました。
彼はよく言っていました。
『いやー、俺なんて仕事してないからね。下の奴らが頑張ってくれてるだけだよ、はははっ(笑)』
と。
しかし、本当に仕事をしない、ただの指示だし係であるならば、そんなに多くの人をまとめあげる事は出来ませんし
第一、求心力がないですから、下の人もついてくるはずもありません。
それでも、彼にこれだけ多くの人が慕い、協力するというのは、ただ豪快なだけでなく
ちゃんと周りを見てくれている彼自身の繊細さ、気配りあるからこそ。
そういう、人としての魅力があるからこそ、下の人が信頼を寄せているのだとと思います。
スチュワーデスさんの指示を無視してまで、カーディガンを持って行こうとする懐の大きさ。こ
れはなかなか真似できる物ではありません。
彼に教わった大切な事、その2『徹底した気配りと思いやり』
彼自身の名誉のために(?)コメントしておくと、当然ですが、本当はすごく仕事のできる人です(笑)
MBAの取得者ですし、少し話しただけでも頭が切れまくっているのは容易にわかります。
だけれども、能力が高いからといって人生が上手く行くわけではありませんよね。
やっぱり人間力というか、自ら人生を開拓して行く豪快さと、相手を思いやる繊細さ
この二つがあるからこそ、上手く行くのだなと、彼に学ばせていただいたように感じます。
先日もまたお誘い頂いて、今度は日本でシャンパン飲みながら一緒にセレブレイトさせていただきます^^
豪快さと、繊細さ。
簡単に真似できる事ではありませんが、出来る範囲から努力するのも悪くないと思います。
何てったって、これで人生を劇的に変えられるのですから。
僕も、自分の出来るレベルから心がけて行こうと思います。