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自分の声が聞こえなくなっちゃう病

先日、ぼーっとテレビを見ていたら、面白い企画をやっていました。

その企画とは『10万円自由に使ってください』というもの。

出演されたタレントさんに10万円の権利を渡して

どのように使うかでその人の深層心理に迫ろうとする企画でした。

その時、この番組に出演されていたのが、千原せいじさん。

初対面の人と仲良くなるのが天才的と言われる、とてもユニークで笑顔が素敵な方です。

また、ただ優しいだけじゃなく、長年芸能界の第一線で活躍し続けるわけですから

なかなかの実力者でもあります。

このせいじさんの番組中の発言に、ぼくは思わず『はっ』とさせられたのです。

番組が進行していくに従って、彼もいくつか買い物をし、

番組後半では残金12,000円程になっていました。

このシチュエーション。あなただったらどうしますか?

僕だったらですね、んー、叙々苑で焼き肉かな(笑)

でも、せいじさんはちがかったのです。そもそもの発想が全然ちがかったのです。

彼は残金が12000円になったところで、こう言いました。

『他にほしいもんあらへんから、もうええやん』

『いらんもん買っても、無駄使いや』

。。。番組プロデューサーは困ったでしょうね(笑)

『10万円使いきる』というのがこの番組の唯一のルールです。

それを平気な顔して破られてしまったのですから。

しかし、この考え方、この発言。

長く活躍し続ける芸人さんはやっぱり違うなと、 僕は、素直に感動させられたのです。

ぼくらは知らぬうちに、『こうあるべきだ』というものに縛られて生きています。

色んなルールや、規則、さらには常識などがそれです。

それは確かに、社会秩序や皆が過ごしやすくするためは、必要なものかもしれません。

また、常識やルールがあるからこそ、迷わないでいられるという側面もあります。

しかし、こういったものに縛られすぎて、自分の心の声が聞こえにくくなりつつある。

それこそ現代の悩みの大きな原因であると、僕はそう思わずにはいられないのです。

たとえば、僕らは『ご飯は残してはいけません。』と教えられてきました。

『お米を残す事はお百姓さんに失礼』とか『作ってくれた人に失礼だ』

と教えられてきました。

確かに、それは正しいでしょう。常識であり礼儀です。

しかし、飲食店の多くはお客さんに満足してもらうため、

意図して多く盛りつけてくれる傾向があります。

そうなれば、食べきれない人がいても当然なわけです。

この時、小食の人が『ご飯を残してはいけない』という常識に縛られて

無理して食べきろうとするとどうなるでしょう?

体が『もう、十分だよ』と言っているのに、それでも食べる事が

本当に、いい事なのでしょうか?

そういった食べ過ぎの積み重ねで、糖尿病や肥満体質になる可能性だってあるんです。

たしかに、残してしまうと、作ってくれた人に失礼という気持ちもわかります

かといって、無理して食べたら、それは自分に対して失礼じゃないですか?

せっかく『もう、十分だよ』というメッセージを出してくれているのに

それを無視しているのですから。

こうやって、自分の声を、日常の中で無視し続けたら、自分の心の声が

聞こえなくなってしまうのも、時間の問題という話になってしまいます。

『仕事とはこうあるべきだ』

『男とはこうあるべきだ、女とはこうあるべきだ』

『女の子は10時までには家に帰ってくるべきだ』

『3年はどんなに仕事が辛くとも、我慢すべきだ』

すべき、、、すべき、、、こうあるべき、、、。

でも、本当でしょうか?

本当に、親の理想にそった仕事じゃなきゃ、お金に困るのでしょうか?

本当に、女性だからといって男性のようにバリバリ働いてはいけないのでしょうか?

本当に、門限を守る事が自分の人生のためになるのでしょうか?

本当に、心身を削ってまで会社に命を捧げる事が正しい事なのでしょうか?

もしかしたら、自分がその気になれば、そんな檻なんて

実は、簡単に出られるのではないでしょうか?

僕らが縛られているものなんて、もしかしたら幻想なんじゃないでしょうか?

冒頭のせいじさんは、番組のルールが『10万円使いきる』というものだったのに

そこに縛れていませんでした。あっけなく破ろうとしたわけです。

『ほしいものはもうない。だからいいじゃん』

という心の声をとりあえず、言ってしまうのです。

もちろんそこから先、

『いやいや、せいじさん、これは番組なんで、、、』となるかもしれません。

『無理してでも、使い切ってください』となるかもしれません。

だからと言って、最初から泣き寝入りしない。

ちゃんとまずは自分の心の声をそのまま外に出す。

そこに、本当に大切な意味があるのです。

小さい日常レベルから、自分の心の声をちゃんと表現する事が

これからの時代とても重要な事なのです。

『自分のやりたい事がわからない』『自分が何者かわからない』

といった、切実な悩みを持っている人がとても多くいらっしゃいます。

僕のところにもそういったご相談はとても多く、

占星術や占いがそういった『生きがい』や『心の声』の発見に役立つ事は確かです。

しかし、『自分のやりたい事がわからない』『自分が何者かわからない』

と言った悩みが出てくる時、

やっぱり、日常で先ほど言った、常識やしがらみによって、

自分の心の声が聞こえなくなっているケースがほとんどなのです。

それが積もりに積もってしまえば、自分のやりたい事が何なのか

わからなくなるのも無理がありません。

だって、日常的に、心の声を無視しているのですから。

『ルールだから』『言ったって無理だから』『非常識だから』

確かにそうかもしれません。

だからといって、最初から諦めてしまうのは、あまりに残念です。

心が声を出しているんです。

どんな些細な声だったとしても、その声に従う練習をしてみましょう。

日常のささいな事から始めてみましょう。

嫌な飲み会の誘いだったら、素直に『今日はパス』と言ってみる。

門限が煩わしかったら、素直に『もうそんな子供じゃないし』と言ってみる。

お腹いっぱいになったら、素直に残してみる。

少しずつ、少しずつ、心の声を表現できるように意識してみてください。

たとえ、どんなにちっぽけな事だと思えても、

それが、自分らしく生きるための第一歩です。

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