求めすぎると逃げていく。なんだかそのことを痛感しているので、今日この頃。
僕は仕事柄、一緒に仕事をしてくれるパートナーさんの面談をしょっちゅうやっているのですが、その時にだいたい、人は2タイプに分かれるなと感じるわけです。
それは何かと言うと、お金を上手に使う人と、お金にとらわれてしまう人。
僕はパートナーさん面接の時に、少しでも高い報酬を取ろうとを求めてくる人(そういう意図を感じる人)はまず断るようにしています。
つまりお金に執着のある人は、絶対に一緒に仕事しないようにしています。
(余談ですが、先日のセミナー。実はプロの司会者をアサインしていたのですが、もういやらしいぐらいこのタイプだったので、断りましたw)
別にケチっているわけじゃないんです。
これは経験則なんだけど、お金に執着の強い人ってのは、まぁ大体いうことは立派なんだけどパフォーマンスってさっぱりなんだよね。
はっきり言って仕事が遅いしポイントを押さえてない。それに加えてプライドだけが高くて、文句も多い。
冷静に考えればそりゃそうなわけで。
だってその人は「お金」が欲しいんだから、お金が手に入る最短距離を求めるわけ。だからこそ目の前のことを一生懸命やるなんていう当たり前のことに手を抜くんだよね。
オーバーサービスっていうのは、お金の面だけからすると、自分が損をするわけだから、そんなことをやりたがらない。だからこそ契約を結んだら、それで一息ついちゃうわけ。
これはあかんのです。
一方お金じゃなくて仕事そのものにやりたいみたいなものを感じている人は、その仕事自体を大切にしてくれるから、小さいことも手を抜かず一生懸命働いてくれます。
それに対する報酬が少ないとか、なんでこんなことをやっているんだなんていうことを考えない。
結果的にどちらの方が報酬が上がるか、仕事が増えていくかは目に見えていますよね。
勘違いしないでもらいたいのは、「お金が欲しい」だとか「収入を上げたい」と思うことは、何も悪くはないこと。
むしろこういうモチベーションは多少なりとも持っていてもらいたいところ。
ただで、優先順位の第一位がこれになったらやばいよって話。
お金に執着がある人といえば、過去に貧乏な経験をしたことがある人だとか、惨めな思いをさせられた人だという風に勘違いする人もいますがそうじゃない。
失う怖さに怯えた金持ちだってそういう人がいるわけで。
お金にとらわれちゃうのって、今持っている金額じゃないんだよね。
自分が死んだ時に、その人の年収なんて聞かれないわけで、ほとんどの場合その人が成し遂げたことが語られるわけ。
そのことを今この瞬間も忘れちゃいけないんだよね。