♪言いたいことも言えない、こんな世の中じゃ〜〜、
ポイズン!
僕と同じぐらいの世代の方は、
何か理不尽なことがあると、
この名曲を口ずさむものです。
(え???僕だけ???)
とにかくこの国というのは、
口に出したくても出せないものが非常に多く、
それだけでフラストレーションになることが
多々あるわけです。
特に最近は、テレビCMだとか、ネット広告だとか。
そういうものの表現方法にも、
非常に不快に感じるケースが多いらしい。
僕もその業界に身を置く人間として、
色々考えなくてはないと思うところがあります。
とくに、男が見逃してしまう部分で、
女性を傷つけてることも多く、
こういうのは実際に意見を聞かなければ
なかなか気づけないものです。
例えば先日、「未来に希望が持てない」という
ある女子大生の方のセッションを
させていただいたのですが。
彼女の話によると
「女性はこうあるべきという姿を配信しているCMが非常にうざったい」
「なんだか自分が出来の悪い女だと言われている気がする」
なんてことをおっしゃっていらっしゃいました。
確かに、散らかった部屋を女性1人が
片付けをしているようなCMって、ありますよね。
むしろ、そういうものの方が多いかもしれない。
そしてそういうCMというのは、
無意識に「女性はこうあるべき」という
イメージを植え付ける。
けっかとして、知らぬうちに
女性を傷つけもしてしまう。
そんなことが実際にあるのです。
他にも
女性は化粧すべきだとか
女性は優しくビールを開けてあげるべきだとか
男性の補助すべきだとか
女性は全員、恋愛に興味津々であるべきだとか、、、
ただしそれに、驚くべき事実もあって。
このように不快感を感じる人もいれば
一方で、全ては当たり前だという風に
思い込んでいる方も多いということ。
女性差別的なCMを見ても、
何も感じない人もけっこう多いですよね。
正直申し上げて男性の僕も、特段、
違和感を感じるわけではありません。
洗脳されてしまっているのかもしれませんね。
特に女の子を育てているお母さんは
「まあ女の子だからね」みたいな感じで、
そもそも「女性はこういうスタイル」というのが
染み込み過ぎて、当たり前になっちゃってる部分も多い。
「女性はこうあるべき」
この固定概念は、人によって、バラバラなんだけど。
やっぱり、何か違和感を感じたら、
それを発信するっていうことは大事かなと思うわけ。
別にSNSにさらせばいいって
そういうことじゃなくて。
心に違和感を感じたものは、
何らかの形で外に出さないと、
心を蝕んちゃうよってこと。
もちろんね、
発進したからといって、誰も彼もが
共感してくれるわけじゃない。
むしろ、攻撃されるよ、絶対。
だからこそ反町先生のように、
言いたいことも、言わない方が
周りとうまくやっていけるかもしれない。
だけどね、やっぱり自分を大切にするのであれば、
それは吐き出さないと。
変化を起こすには、そもそも摩擦が生じる。
けれども、その摩擦を恐れてばかりじゃ、何も変わらない。
言いたいことも言えないのは、
まさにポイズンなんだよ。