全体運
5月中旬から逆行している木星は、社会的に忙しい日々を過ごしてきたあなたに少し手を広げるのを止め、これまで発展させてきた要素を振り返るよう促します。あれもこれもと舞い降りてきたチャンスが落着き、ゆっくり自分のものにする時間を得られるでしょう。
しかし落着きを見せたのもつかの間、2020年の後半は火星が牡羊座に長期滞在します。通常1つの星座に2か月程しか滞在しないのですが、2020年後半、牡羊座を運行する火星は逆行しながら年内中牡羊座に留まります。
これは何を意味するかというと、火星は牡羊座にいるとさらに勢いが増し、火星の持つエネルギー、行動力、闘争心、勇気といったものが全開になるのです。
この勢いに乗れば、あなたが注力する事柄について短期的に結果を出すことも可能になるでしょう。しかし9月上旬から11月中旬にかけては逆行するので、勢い余っての勇み足、先走りや勘違いには気をつけて。火星の持つエネルギーを建設的に活かすことが出来るならば、不可能も可能となるでしょう。
土星の最終課題
土星があなたの社会的な部分を鍛え上げてきたこの2年間は、相当ハードな日々を過ごされてきたのではないかと思います。あなたはトップに立つのに相応しい社会的な枠組みやリーダーシップの取り方、体制の重要性を学んできました。
一度水瓶座に抜けた土星が山羊座に再び戻る7月3日以降は、これらのテーマに最終的に決着をつけなければなりません。牡羊座は個人行動を得意とし、単独行動で成果を上げられるサインとして知られますが、その前に規律やルールといった組織や社会における重要な遵守事項を徹底的に学び、そして完全に腑に落ちるまで自分の物にするのが土星の最終課題です。
あなたが組織に属していようがなかろうが、自分よりも目上の人への態度や伝え方、家から一歩外へ出た時の社会での過ごし方について今一度それが妥当であるか、そして周りから求められるレベルに達しているかどうか確認する必要があるでしょう。
もしそれらの習得が遅れているなら、急いで課題に取り組まなければなりません。見事レッスンを修了すれば、12月22日に起こる木星と土星の合の時、これからは自分個人のスキルや才能で自由に羽ばたけるのを実感する出来事が起こるでしょう。
ラストスパートテーマ
木星が逆行している9月11日迄はあなたがこれまでに得たポジション、関係性、表向きの顔といった部分についてじっくり根づかせ、問題があれば微調整をするとよいでしょう。
順行に移る9月12日以降は再び忙しさが増し、あなたが望む状態へと向けて木星が後押しします。9月からの4か月間はプライベートよりも仕事や対外的な部分をがんばる時期になります。
火星も6月いっぱいは背後の部屋にまわり、出だしはなんだか調子が出ないかも知れません。変に周りを勘繰ったり、動けば動くほど焦りが増して行くような感じです。しかし火星が7月に牡羊座に入ると状況は一転。エンジン全開で動いて行けるようになります。
この牡羊座の火星は、山羊座に滞在する木星とは90度。プレッシャーや軋轢はあってもエネルギーを建設的に活かせればかなりの躍進が期待出来ます。全体の意向や組織の枠組みを大切にしつつ、牡羊座ならではの行動力や情熱でファーストフラッグを取りに行きましょう。
火星が逆行する9月上旬から11月中旬は行き過ぎた行動に注意する時期です。ギャンブル的な案件もここではマイナスに転じてしまう可能性があります。慎重な行動を心がけましょう。11月中旬以降は火星も順行に戻り、年内ラストスパート。未来の自分はどうなっていたいのか?をイメージして、あなたの希望の椅子を取りに行きましょう。
恋愛運
情熱的な牡羊座に情熱の星、火星が巡ってきたらどうなるのでしょう?答えは一目瞭然。あなたの魅力が全開になり、アピール度も増して落とせない異性がいない程最強のラブハンターとなるでしょう。
恋愛にご無沙汰している人にとっても、あなた自身の熱量が上がるこの時期は心の底から愛し合えるパートナーがほしいという気持ちになるようです。愛を能動的に勝ち取れる時期になりますのでパートナーがほしいと思っている人は自分から動くことによって進展が望めます。カップルの人も、情熱的な時期を過ごせるでしょう。
金星が環境の部屋に滞在する8月上旬までは、複数の候補が現れる可能性があります。お誘いも増え甘い会話も増えそうですが、6月25日までは金星が逆行しているので、見かけ倒しだったり付き合ってみたら中身がガッカリというパターンも否定できません。家庭の部屋で日食が起こる6月21日頃の出来事に注目してみると、相手の価値観や人となりがわかる判断材料が得られるでしょう。
火星が逆行する9月上旬から11月中旬にかけては、強引すぎる誘いや独りよがりは禁物です。11月中旬を過ぎればパートナーの部屋を通過する金星と180度の角度を取り、あなたにとって最高のパートナーが現れる、または恋人と真実の愛を見つけることが出来るでしょう。
火星の到来で勢いのある半年ですから、エネルギーを前向きに使えばあなたの情熱にお相手も応えてくれるでしょう。
仕事運
幸運の星木星が天頂を運行し、行動の星火星が牡羊座を運行する2020年の後半はトップに躍り出る運気が来ています。この90度の角度はとてもギャンブル的で爆発力がある配置の為、往々にして調子に乗って失敗してしまうというパターンになりがちです。
しかし上手く自制して勢いの波に乗れるならば、あなたが望むポジションに就いたり希望のプロジェクトを任され、結果を出したりすることが出来るでしょう。
あなたが家庭に入っている場合も、内助の功を発揮しパートナーから一目置かれたり、或いはパートナーが突然出世し自分の格が上がるような気分を味わえるかも知れません。もしくはあなたが突如として一家の長になる可能性すらあるのです。
この派手な配置はあなたにこれまで見たこともないような景色を見せ、そして自分の実力を知ることになります。ラッキーや偶然ではないチャンスをあなたに与え、高見に連れて行くでしょう。
7月5日、仕事の部屋で起こる月食はこれまでの軌跡を辿り、現在地を確認出来るタイミングです。あなたの努力が妥当であればそれに見合った席が用意されるでしょうし、そうでなければ交代するということもあり得ます。
火星が順行に移る11月中旬から年内は最後のがんばり時です。今やらずにいつやる?という位勢いのある時期ですから、人への働きかけ、プレゼンテーション、交渉、契約などあなたの熱意を形にすることが可能となるでしょう。
金運
天王星が金銭の部屋で逆行する8月中旬以降は、慎重な判断が求められる時です。大きな運気の気流に乗ってついつい気が緩みがちですが、天王星逆行の期間はチャンレジが思ったような利益をもたらさない可能性が高くなります。
これは大きなお金の動きや投資に関してだけでなく、買い物や交際費に使う経費なども該当します。良かれと思って買ったものが期待外れだったり、人に奢ったりプレゼントをしても逆にガッカリする反応が返ってくるということが発生しやすいでしょう。
そしてコミュニケーションの部屋に金星が8月上旬まで滞在する影響で、通信や移動といった経費には割安なプランが提供され、これまでよりはるかに費用負担が楽になるようです。
金星が逆行している6月下旬まではアテが外れることもありますが、夏の間はお得なプランを楽しめるでしょう。